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夜の国のクーパー/伊坂幸太郎

2018/10/08 06:54
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久しぶりに伊坂さんが読みたくなって、比較的新しい作品(2012年)をチョイス。

毎度のことではあるけど…
何が起こってるのか全然分からなくて、
どこにむかっているのかも分からなくて、

でも最後はきちんと丸く収めてくれる。

う~~~ん、この人にしか書けないものだよなぁ。
単なる文字の羅列なのにこの儚げな世界観はどうやって出しているのかさっぱりわからない…

今回はしゃべる猫(かなり流暢にペラペラしゃべる)というかなりファンタジックなテイストでしかも異世界。
でも仙台は出てきちゃう(笑)

国同士の戦争はもちろんなんだけど、それ以上に猫とネズミの関係と対話は考えてしまいました。
パワーバランスは、上の方はなんとも思ってないけど下の方はいろんなことを考えるんだよね。



今回読んでつくづく思ったのは…

例えば、他の作家さんだとすると、

ごくごく一般的な食材、
じゃがいもとか人参とか玉ねぎとかで、

今までの料理に更に工夫と付け足しをしてめちゃめちゃ豪華にしてくるのが宮部みゆきとか東野圭吾とかいわゆる秀才派、

その中でもかなり素材の味を生かしてくるのが北方謙三とか大沢在昌の大御所派、

どこの国にも属さない新しい創作料理で魅了してくれるのが森見登美彦や町田康の天才派、


伊坂さんは元の素材が全くわからない別の星の料理を出してくる

それが食べた瞬間はなんだかよくわからない、おいしくもなくまずくもないのだが、

数カ月後に急激に思い出して中毒のようにまた食べたくなる

そういう料理だと思う。


私は伊坂さん専門のファンというわけではないが、
この人にハマってこの人の作品だけを読んでいるという人の気持ちは正直かなり分かる。



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