望郷の道(上)/北方謙三

2017/05/30 07:04
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前回読んだのが2010年このとき本当に面白くて大変感銘を受けたので文庫でこの度書い直し再び読む。

まず帯を見てほしいのだが
『全ての北方作品は、この小説を書くためにあった‼』
この手の煽り文句は額面通り受け取る人ももう少ないと思うのですが今回ばかりは
私もそう思う。
ほんとこれを読むと今までの銃とタバコと女のハードボイルドな世界はなんだったんだろうって思う。あのおじさんこんな引き出し持ってるのかよ!

初回に読んだ時はやはり九州の賭け場から始まり、正太が台湾へ渡りいかにして商売を成し遂げるかという怒濤ぶりにやはり注目が言ってたんだけど、二度目となると正太と瑠偉の家族の物語がとても目につく。離れ離れになった正太を類が追ってきて再会したシーンでは、泣いた。

戦前当時の社会情勢や世界の動き、台湾の生活事情などが実に細かく描写もされていてそのたびに感心する。あまりにもリアルに記されているものだからこの物語はフィクションなはずなのに伝記を読んでいるような気分にさせられて、途中ではっと我に返るほど。

それにしても、商才ていうのは正太のようなことをいうんだろうなぁ。時代を読み物価をさぐり人の心を軽んじず丁寧にしかし資金繰りは大胆に。経営というのはこういうものだということを見せつけられている。わーたしにゃむーりだぁー。



この作品は舞台が九州から台湾へと移動し、あまりにも心酔して読んでしまっているために、この上巻をよみ終わったタイミングでHISに行って台湾のパンフレットをもらってきた…。思わず…。
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いや行く予定ないですよ。
そんなお金ないし。
一昨年ハワイ行ったし。
ほんと。

でも以前からちょっと興味あるな~って思っててのこの本だったので。

いいなぁ~って思いながらパンフレット眺めてる。


台湾に仕事で住んでた事がある知り合いがかき氷が激安(50円くらい)で毎日食べたと聞いて、行ったら是非食べたいものだ。
あと台湾のアニメイトはなかなかすごいらしい。声優さんもよくイベントで行かれてるし。

行きませんよ。

ほんと。

見てるだけです。

見てるだけ。


しかし時々自分の行動力が怖くなる。
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今ほんとに仕事とお金がなくて、それが逆に助かったかも(笑)



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