あなたの人生、片付けます/垣谷美雨

2017/03/21 07:02
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なんとな~く読み始めた本だったんだけど、これが結構面白かった。

タイトルでも分かる通り、"片付け屋"のおばさんが各家庭を訪問。4本話が入っていてうち3本は客の主観。なので片付け屋のおばさんをいぶかしんでいる。

世の中には結構「掃除の仕方」だの「収納の仕方」だのといったノウハウというよりも小技にみせかけて余計部屋をめんどくさくする方法をアドバイスする本が溢れているが、この小説では片付けの具体的な仕方はほとんど語られていない(How to本じゃなくて小説だしね)
むしろなぜ片付けられていないのか、家主の心理を追求する。これが面白い。

実際ね、「私は散らかってる方が好きなんです、物に囲まれてる方が幸せなんです」というタイプを除けば、部屋が汚いことに不便や負い目を感じているのに片付けたくても片付けられないというのは、やはり心のどこかに負荷がかかっているんだと思いますよ。そこを紐解く掃除屋のおばさんが容赦ない。
カウンセラーのように優しく聞き出すのではなく、わりとずかずか部屋にも心にも入ってくる。家主が気にしてるであろうことを露骨に顔に出す。これはこれで親切の一種にも見える。

特に面白かったのは物が捨てられないおばあさんの話。
戦後の物がない時代を切り抜けた人が、ものを捨てられないっていう話は結構多い。もう二度と着ない服も、絶対に使わない布団も、賞味期限が切れた食品も捨てられない。"いつか困ったときに使うから"といって保存する。そして"安いから"という理由でまた買ってくる。
気持ちはわからなくもないですけどね。
でもこういう人はいざ使う場面になるとまた新たに買ってくるんですよ。

単純に物を捨てたり掃除したりしてもすぐにリバウンドする。まずは根本にある"なぜ片付けられないか"に注目したのは面白かった。
もっとシリーズにしてドラマになったら面白い。



一部の人にはマジで嫌がられそうだが、
物は物だ。
"いつか使う"と思って保存してても、使ってなければダメになるから肝心のいつかの時は使えないし、忘れてる。

私の部屋は、まぁすごく綺麗ってわけではないけれど、お気に入りのものだけで囲まれている。
気に入らない物や、もう使ってないものがあるのは苦痛だ。すべて私にとって有益であるものであってほしい。


一番気をつけるのは服だと思っている。
服だけは衝動買いは避けている。
店頭で「わーこれかわいい!」と思っても、まず一旦家に帰る。

びっくりすることに、
すでにあるんだ、似たような服が。
経験のある人も多いと思うんだけど。人間の趣味って変わらないなーって自分でおかしくなるw
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まずは事前に
 ・似たような服はないか
 ・合わせる服や靴はちゃんとあるか
 ・いっときの流行で一瞬しか着れない服ではないか
 ・置き場所はあるか(←靴・バックのときは特に重要)

そして買った以上は流行遅れにならないうちにばんばん着てしまう!



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