バーナード嬢曰く。

2016/09/06 07:19
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読破してない本を読破したふりをする、というふれこみに「それってどうなの…」と思いつつも一応試し読みしてみたら、本屋大賞を取った『舟を編む』について
「超読みやすいライトなエンタメだった」
の一言をぶっこんでていてそれが禿同すぎて
購入決定。

とにかく一般的な読書家が気取って言う感想とは全く違う、むしろ本来言ってはいけないことを言ってくれるので
「あぁ私だけじゃなかった!」
という安心感は半端ない。
ドストエフスキー『罪と罰』を読んで
「ロージャとロジオンはどっちもラスコーリニコフなのか…なんなのロシア人!!
とか、
ニーチェに対して
「えっ中二!?」
とかな!
私が中学生の時の読んで真っ先に思ったことだわと!!すがすがしー!
海外SFの翻訳についてのダメ出しとかも。

取り扱う図書も絵本から聖書までと幅広く、著者の読書ぶりは尊敬できる。
てゆーか本編の合間に著者の本や作家に対する感想が載っていて、これが斜に構えてて面白いんだ。なんだったら漫画なしでこのご意見だけまとめて本にしてもいいかもくらい。
あまりにも詳しすぎて結果
この漫画を読んでも読破したフリはできない
自分が読んだ本がたまたま題材になっていたらラッキーな感じ。

とはいえ漫画内においてはバーナード嬢と遠藤君と長谷川さんのラブがちょっとだけ混戦したりしてて、まぁ進展はしないでしょうけど青春感が出ててときめく。ほぼ図書室というのもいいね。学校の中で唯一好きなスポットは図書室だったぁ。
ま、私はバーナード嬢と神林さんの百合ですけどね!!



しかしこのバーナード嬢、
秋にアニメ化らしい

買うタイミング遅すぎたぁ

そう、私はバーナード嬢が「「へぇこれ文庫化してたんだー」とハードカバー版でとっくに読んでいるふうな顔をする作戦」がごとく
「へぇこれアニメ化したんだー」
原作をとっくに読んでいるふうな顔をする作戦をとりたいタイプだ!!あぁそうさ!!
(例によって誰に対するなんの作戦かは不明)

アニメ見てそれで満足するかもしれないし、もっと読みたいor物足りなかったら秋後に続き買います。
10分アニメ、なのかな。



"読んでないけど読んだふりをして生きている"と言われて私が真っ先に思いついたのは
太宰治

そう、私は太宰を読んでいない。
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学生の頃『走れメロス』と『斜陽』(だったかなぁ?)を読んで、はっきり思った。
あっこの人苦手。
作品が面白いとかもはやそういう段階ではない。というか小説は誰しも作家の人間性が浮かび上がるもので、そこから出て来る太宰の自意識ライジングがもうほんと、パス!
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文学が苦手というわけでは決してないと思いたい。三島由紀夫は人間性は苦手だけど作品は面白いし、夏目漱石はめちゃめちゃおもしろい。

そしたらバーナード嬢が
「「読書家ぶりたがってるクセに太宰すら読んでなかったんだー意外ー」とでも言いたげな顔はやめろ!!」
と言ってて、私の心の的を射すぎてて撃沈した。


私はいつも、"根っからのクソヲタなのに「世間のイメージがあるから~ヲタク隠してるんだ~」と言ってる奴"を心のなかで太宰病と呼んでいる。



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