羊と鋼の森/宮下奈都

2016/05/25 07:44
FxCam_1463987809795.jpg
突然オススメされたのですが、どうも今年の本屋大賞?のようで。話題作なので一応読んでみました。

高尚なタイトルがついていますが、つまりは
ピアノの調律師
ピアノの中って羊毛と鋼でいっぱいですから。

ある影響があってピアノの調律師になる主人公。ピアニストではなくて調律師っていうのがいいですね。
うちにもピアノがあって年に1回調律をお願いしているのですが、我が家など音があってるかどうかもわからい連中なわけですが、ピアノの調律に「音を明るくして欲しい」とか抽象的な要望があるとは思わなかった。本気でやってる人は音階があってるのは当たり前で、そこを飛び越えて音色を自分に合わせれるんですね。

以前やはり本屋大賞になった「船を編む」を読みましたが、世界観がよく似てるなぁと思いました。強烈な事件は起きないが淡々と時間は経過していき少しずつ変化も起きる。本屋大賞はこういうのが好きなんですかね。
正直普段ぎっちぎちに色んな物がつまった本を読んでいる私にとってはストーリーも文章もボリュームが足りないと感じましたが、普段本を読み慣れない人がゆっくりじっくり読むには向いている本だと思いました。

調律のシーンが結構描写が細かくてちゃんとしているので、コミカライズするといいと思います。
作家さんも文章力が今一歩で、大抵私は「文章がカスカスだ!」と酷評しますが(自覚あった)この人の場合は文章を詰め過ぎ。もっと状況や主人公の心理を考えさせる文章構成とレイアウトするべき。軽い本なのに読んでて忙しかった。いっそ漫画原作者になったほうが。



こうして普段読み慣れない作家さんを吸引読むと、
申し訳ないけど文章って才能の差が出るなぁってマジで思う。

同人界ではマンガ作家さんは重宝されるが小説作家さんは「文章は誰でも書けるでしょ」と言われているのを見たことがあるが(マジで)、
誰でもかけるからこそ天性のものが出る。

間合い、なんですよ。
読者がこのシーンでどんなことを考えるか、どんなことを考えさせるのか。ミスリードも面白い。
FxCam_1460424490195.jpg

だからといってどこをどうしたら良いのかというのは明確には文章にできない。
それができたら私が作家になっとるわ。あったりまえよ。



← ふだつきのキョーコちゃん(1) | Home | ハイキュー!!【聖地巡礼】軽米編その2 →



Comment Post


Name:
Subject:
Mail:
URL:

Pass:
Secret:管理者にだけ表示を許可する

Trackback

Trackback URL:
 Home