ようこそ、我が家へ/池井戸潤

2016/02/23 07:12
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お勧めされたので読んでみました。池井戸先生実は久しぶりだったか?
この作品はドラマ化か何かされてるようですがそれは全く知りませんでした。

2つの話が入り混じって構成されています。
ひとつは電車でトラブルになった見知らぬ人間に嫌がらせを受ける話、
もうひとつは主人公が会社で抱えるトラブル。
あっちいったりこっちいったりしてて、この二者が全く性質が違うので、もう違う作品だと思って頭切り替えて読んでました。

電車で初めてあった男が家までつけてきて家や家族に嫌がらせをする。本当に非道なストーカーです。こういう嫌がらせは結局された側には反撃のチャンスはまずないというのが本当に理不尽…。
警察も身元が分からなければ大きく動いてくれないわけで(と、劇中で書かれていましたが昨今ストーカーの後手に回ることに業を煮やしていますから、意外と調査してくれるのが本当の姿です。嫌がらせの手紙1枚でも指紋や足取りを取ってくれることを私は知っている)

会社のトラブルは池井戸先生お得意の銀行マンの出向話で合わない帳簿や水増し請求などです。この手に詳しい方は相当面白いでしょうが私は金融には詳しくないのであまりじっくりは読んでませんでした。

しかしラストはよかった。
隠された真実が3つあって、それがひとつずつ暴かれていくといろんなことにはっとした。
特にコツコツ独自の調査をして特命で嫌がらせをしていたストーカーの招待をあばいていく様子は気持ちよかったね~~~!昨今、特命でいろんなことが出来るように見えますが、現実の世界で名前を持って生きている以上どこかに存在は証明されるわけで。自分の行動をもっと自覚しないといけませんね。
それは主人公も同じ。
きっかけは主人公が電車で他人に注意したことから始まりますが、他人に注意するというのは上からの発言であり非常に危険な行為。選ばれた人にだけ許された行動だと私は思っています。腹がたったことをぐっと我慢したほうが結果やはり楽だったし、家族も危険な目に合わなかった。どのみち人生は我慢の連続。ストーカー被害は犯人が逮捕されても一生の心の傷ですからね…。
人生触らぬ神にたたりなし、は自分の平和な生活を守るためなら必要なことだと私は思う。



↑でも通勤電車で会っただけの人にストーカー被害を受けたりして、
ほんとピンチってのはどこに潜んでいるのか分からない。

それにしても私は
自分のピンチを自覚していないのが一番のピンチ。

急ぎの仕事が入ったときに限って昔の漫画とか読みたくなっちゃう、ちらっと開いちゃうのはなぜか。
人間は走りつづけることはできないとはいえど、ちょっと余裕ぶっこきすぎ。
そして積む。
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なので私はしょっちゅう焦っています。
あわあわして生きています。



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