抱く女/桐野夏生

2016/02/05 10:36
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ひっっさびさに読んだ桐野本。私桐野作品とは相性悪いんですよ…ほとんど面白いと思えなくて。こちらは昨年の作品で最近のものだしちょっと作風変わったかも?と思い腰を上げました(読むだけなので腰は上げなくてもいいんだが)

タイトルにも「女」と入っているように主人公の女の生き様がテーマです。
時代は学生運動が盛んな70年代。社会の中心は男で、女の地位も扱いも非道なくらい低い。その中で自分を模索する主人公の直子。
といっても男の中にひとり飛び込んで男勝りに対等に振舞うとか、女を武器に男を手玉に取るとかそういうことではなくて、この時代を不服に思いながらも自分がしたいことはなにかを求めて日々心身ともに徘徊してしまうという様が実にリアル。私もこの時代に生まれてたらこんな感じだったのかもなぁ。現代でさえ男尊女卑が根本にある人は少なくないわけですから(私が今まで言われただけでも「女なのにゲームできるんだね」とか「女なのに仕事がんばってるんだね」とかあります)

しかしそれにしても
主人公がめちゃめちゃ女臭い
これは非常に好き嫌い分かれるところ。自分の芯というものがぐにゃぐにゃですぐ流されるところがこいつ面倒くせぇなと思ってました。

なんか男と女の間には深くて暗い川があるという言葉を久々にがっちり思い出しました。性別が違うということは根本的なところでは絶対に分かり合えないものなのですなぁ。
お互いにそこを承知の上で一歩引いたところからうまくやっていけたら一番素敵なんですけど。


一流作家様ですから文章力はありますから読み進めていくと非常に引き込まれるんだけど、礼によって起承転結の結がない…うん、予測してた。学生運動とか、そういう70年代の要素に興味がある方はかなり細かく書かれているので引き込まれると思います。私には案の定マッチングはしませんでしたが久々に女というものについて考えさせられました。



女というものはそれだけで得ている利益も多いなとも、まぁ女であっても思うのですが、その一方で女が得ている不利益の一つが生理かなと。前も書いたけど月一回は多いんだよ。

男性の皆さんは全くご存じないでしょうが、女子には結構浸透しつつあるはずの常識は「生理中はコーヒーとチョコレートは摂取しない」詳しくは説明できないのでぐぐってくださいまし。
私は生理痛はほぼない人間なのですがそれでも一応控えています。どちらも好物なのでちょっと寂しい…

反動で生理終わりに
チョコレートどか食い
コーヒーがぶ飲みしてしまうんだが。

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これはこれでどうだろ。



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