ニサッタ ニサッタ/乃南アサ

2015/11/06 10:52
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久々の乃南先生の現代小説です。

主人公・耕平は典型的な若者。現状に不満を抱き、自分に可能性を持ち、力を過信し、他人を馬鹿にして、世の中を甘く見る。今の、という冠はつけません。いつの時代も若者とはこういうものですからね。
北海道から上京し大学を卒業するも就職した会社はちょっとの気に入らなさからすぐ辞職、そのまま一気に道を転げ落ちていく様というのは正直もうぞわぞわして降りました。辞職したときはほんとに軽い気持ちだったんでしょうが、負というものは連鎖する…転げ落ちる時は一気です。その様は全くの他人事としてはみれなかったですね。自分だっていつ甘さをすくわれるか分からないわけで。

耕平が少しずつ現実というものをわかってくるのがなんとか踏みとどまった新聞配達という仕事と、そこで合う杏菜という女の子のおかげ。杏菜は太ってて色黒の女の子で、どんくさくてでも辛抱強い。なんだか目が離せなくなるのは読者も一緒です。

単純な恋愛話ということではなくて(というかラブ的なことは劇中ではほぼない)、そこには人の生い立ちというものが深く関わっている。その話は実に心にしみました。

よくテレビでは人の心配をあおる言葉がおおく聞かれて将来だのこれからだのという言葉を耳にしますが、今日のことだけ考えて生きるってそれはそれですごく大切だと思う。先のことを心配して今日をおろそかにするなんてそれこそ本末転倒だし、今日のことだけしか考えれない状況も人生には何度もくるだろう。
いいんじゃないかな。
明日のことは明日心配すれば。
タイトルのニサッタ ニサッタですが、アイヌ語で「明日」という意味だそうです。

表紙も入れて3.5cmという厚みですが、主人公に呆れつつも心配で目が離せなくなるのでいっきにすすみますよ。
この現代小説は孤独から救われます。



麻雀の話ですが(またか)
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ここんとこ連発してドラ(持ってるだけで特典がつく牌。毎局ごとに変わる)で倍満(かなりの高得点)まで持ち上がるという幸運が連発して、ドラの大切さが身に染みる。

↓リーチ役牌ドラ1がドラ5に
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↓リーチ役牌ドラ4がドラ6に
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こうなるとドラ牌が捨てれなくなってなー
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貧乏性丸出し。
麻雀はほんと性格が出ます。



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